こんにちは!オリエント眼鏡企画チームです!
オリエント眼鏡海外進出プロジェクト第三弾
2025年2月 中国上海開催SIOF2025に鯖江メーカー8社で出展しました。
SIOF2025 第23回上海国際眼鏡展示会
Shanghai International Optics Fair (SIOF2025)
https://www.siof.cn/eng/fairinfo.php
期間 2025年2月20日~22日
上海の風に圧倒⁉

SIOFはいまやアジアで最も重要な光学フェアとされ、過去実績では来場者数100,000人、出展社数700社以上。その規模の大きさにひたすら圧倒されます。
中国各地および近隣アジア諸国のバイヤーが多数来場し、その勢いもたいへんなものでした。
日本の展示会よりもとにかくブースの装飾やアピールが派手!フレームが煌びやかに輝く大型ディスプレイとスケールに圧巻!眼鏡の展示会イメージに新しい価値観が生まれました。
鯖江からはオリエント眼鏡含め8社がFukui Associationブースを組み、展示しました。
目を引く鯖江産

私たち鯖江各社のブースは華美な装飾ではありませんが、各社丹精込めた自社ブランドを展示。
オリエント眼鏡からは
など渾身のラインナップです。

特にバイヤーに人気だったのはやはりORIENS。
決して派手ではないけれど、時間の経過を楽しむ大人の一本というORIENSのデザインマインドはしっかり賛同されます。
オリエンスの見た目の美しさに、一目惚れされた方がたくさんいらっしゃいました。
手に取って実際にかけていただくとその良さを実感できます。
私たちはこうしたとき
「手に取って見てください」
とお話ししています。
言葉よりも伝わるもの

実際手に取ってもらうと、鯖江産の精度を直に感じていただけました。
言葉でなくイメージ戦略でもなく。
触って伝わるその精緻さ、風合い。
愚直なまでに真っすぐ取り組んできた鯖江品質。
言葉も海も超え、手から手へ。しっかりと伝わるんです。
言葉少なに、品質で頷かせる。
鯖江の先人達らしい人柄がそのまま品質に結晶化されたように感じ、なんとも誇らしい想いが巡ります。
ファッション感の違いも

日本では近年柔らかい雰囲気の形状/デザインが好まれていますが、中国市場では作り込まれたデザイン性の高いフレーム型が好まれる流れも顕著でした。
一方でアンティークなデザイン性を好んで買い付けるバイヤーも目立ちました。このあたりはやはり国民性やムードの違いが反映されているかもしれませんね。
互いのこれからのファッション性を共有でき、眼鏡デザイナーとしてもとても学びになりました。


新たな信頼は積み重ねから

海外チャレンジ第三弾の上海、新たな信頼を得た貴重な出展経験になりました。
指先で伝わる品質の高さ。言葉を超えた信頼。
永年にわたり取り組んできた鯖江の先人たち。
ものづくりを鍛えてくださる国内眼鏡店さんの魂。
100年以上も積み重ねてきた日々の丁寧さが、上海でも新たな信頼に。
上海の高層ビルを見上げながら、胸が熱くなった3日間でした。