先日、視能訓練士平良美津子さんが来社しました。
平良さんは小児眼科を軸に豊富な眼科経験をもち
弱視治療用管理手帳【みるみる手帳】制作をはじめ
みるみるプロジェクトで眼科↔眼鏡店の連携支援事業に取り組む視能訓練士です。
▷参照みるみるプロジェクト https://mirumirunet.com/
オリエント眼鏡とはこどもめがねジェイキッズ監修など包括的パートナーシップを結んでいます。
▷関連リンク 視能訓練士平良のみるみる日記ジェイキッズとの出会い
来社の感想コラムを寄稿いただきました。
鯖江からはじまるstory
視能訓練士の平良美津子と申します。
福岡を拠点に活動しております。
2度目の鯖江訪問、オリエント眼鏡さんにおうかがいしました。
眼科で多くの患児患者様の眼鏡処方を担当してきましたが、
実は私を含めほとんどの視能訓練士は眼鏡じたいにそれほど精通しているわけではありません。
特に眼鏡フレームの産地鯖江の企業とはほとんど接点がないと思います。
ジェイキッズは私が勤務する小児眼科の患児たちに最も多く装用され、治療用眼鏡としても視力補正用眼鏡としてもとても信頼できるフレームです。
オリエント眼鏡がわざわざ眼科に来訪くださり私たち眼科現場の意見を多数採用いただきました。
ジェイキッズ監修というのはそういう経緯です。
子どもたちを育てている誇りを
オリエント眼鏡みなさんにはまず、
ジェイキッズやライツで育った
実際の患児たちのエピソードをお伝えしました。
▷2歳から私も関わっている弱視治療患児のなかで、大きくなって養成校に入学して視能訓練士を目指してくれている方がいること。
▷彼女たちもジェイキッズ、ライツを装用して育ったこと。
▷眼だけではなく脳(心豊かな成長と表現しています)など心身そのものの発達に寄与する素晴らしい役割を眼鏡が担っていること。
▷治療訓練するなかで読み書きが好きになったこと。
▷メガネ店のフィッティング技術は幼い子どもにもその違いがわかっていたこと。
▷フィッティング技術の腕を振るえる品質の良いフレームが治療には欠かせないこと。
みなさんには産地鯖江のプロとして、
フレーム製品を通じて子どもたちの成長に大きく貢献していることを誇りに思っていただきたいというお話をさせていただきました。
※このエピソードはみるみるプロジェクト連載コラムでも詳細を公開しています。
▷参照 視能訓練士平良のみるみる日記 https://mirumirunet.com/news/5012/
かれこれ17年前からこの患児たちの成長を見守ってきたジェイキッズのエピソード、お伝えできて嬉しく存じました。
宝探しを連想?ストックルーム
眼鏡枠企画製造、眼鏡総合卸業の現場を拝見できたことも新鮮な経験でした。
この日、出荷に備えるストックルームも見学。
オリエント眼鏡渾身のブランド「ORIENS」、
愛され「スピネル」などたくさん在庫されているルーム。
中でもいつも眼科の現場で手にする子どもたちのフレーム Jkids、ライツを発見。
監修に参加した一人として、こどもたちと一緒に成長する前の卵の姿にとても感動しました。
企画⇒設計⇒製造⇒出荷⇒店頭⇒レンズ加工⇒子どもたちの手に。
鯖江から始まる長い旅の先に、患児一人一人を心豊かに成長させる。
これだけ一緒に成長できるツールってなんて素敵なstoryなんだ!
「これからもよろしくね」と心の声でつぶやく感慨深い時間でした。
全国の眼鏡専門店から、この日も注文が入っていました。
その先にある 子どもたちの無限の可能性に想いを馳せて。
オリエント眼鏡さんの見学コラム、まだまだ書ききれないことがあります。続きは次回に!
平良美津子PROFILE
北九州市出身/大分視能訓練士専門学校卒業。北九州市立若松病院などで勤務後、1年間トラックドライバー。医療法人大里眼科クリニック(北九州市門司区)勤務、師と仰ぐ辰巳貞子先生のもとで小児眼科を学ぶ。福岡市立こども病院眼科を経て、一般社団法人みるみるプロジェクトを有志らと共に設立。検査/訓練に立ち会った患児はのべ7万以上。現在複数の眼科クリニックで勤務。後進の視能訓練士育成/異業種交流(弱視就学支援・eスポーツ研究等)/弱視早期発見活動に積極的に関わる。日本視能訓練士協会会員/日本弱視斜視学会会員/一般社団法人みるみるプロジェクト参与/福岡eスポーツリサーチコンソーシアム参画会員。
‐眼鏡で繋ぐ こころとこころ‐
オリエント眼鏡株式会社
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